さかなクンの半生を描いた自叙伝的な作品「さかなのこ」。主演は能年玲奈こと、のん。
まー「じぇじぇじぇ」から「ぎょぎょぎょ」に変わったということ。
さかなクンのキャラはよくも悪くも鼻につく、イライラさせられるラインの上に立っているので、のん以外では演じられなかったと思う。のんの演技はあまちゃんの時を彷彿とさせつつ、個性的なんだけど許せてしまう、むしろ自然に見させてくれる。
のんは色んな演技ができるけど、のんにしかできない演技ができるのが大きい。こういう女優を忖度で干すんだから、日本のエンタメは芯から腐り切っているのだろう。国が滅ぶまで治らないと思う。だから、のんは海外に行って役者をすれば良かったのに。
とてもいい映画でした。途中から父親も母親も消えるので不穏な空気が漂うが、最後に生存確認できたのが良かった。
実は全員に不幸があっても、さかなの死と同様に感じてしまい、自分の不幸は忘れてしますというサイコパスさがあるのかと思ってた。あったほうが作品としては面白いんだけどね、ドキュメンタリーみたいな映画だから、そこまではできないか・・・。とってもいい映画でした。のん はもっと多くのメディアで見たいな。
