さかなのこの久遠のレビュー・感想・評価

脚本家の問題において、公式が未だにステートメントを出していない状況は本当にどうかと思うし(そのため、劇場では観なかった)、日本の映画業界に蔓延る犯罪やハラスメント撲滅に対する抜本的な改革は急務だと考える。

評判通り主役の能年玲奈は間違いなくベストアクトであり、ミー子を取り巻く脇を固めるどの役者も素晴らしかった。
ここが沖田ワールドだなという点は、おさかなさん一直線で周囲の人間から感心又は応援されるミー子が、本質的は“孤独”であることだ。それだけにラストシークエンスが沁みる。