Yuri

マリリンの瞳は黒かったのYuriのレビュー・感想・評価

マリリンの瞳は黒かった(2021年製作の映画)
1.0
コメディなのかと思って観ましたが、笑える場面はそんなになくて、問題を抱えた人々がレストラン経営という療法?を通して自信を取り戻していく姿を追った日常系ドラマ。イタリア男はイケメンじゃなくてもオジサンでも美女と恋に落ちれるのか・・・いいなぁ(爆)個人的にはディエゴもクララも他人に対して一生消えない傷を負わせているのに自分が傷ついている、上手く生きられないということにしか考えが及んでいないので、そうじゃないだろと思ってしまいましたが、自分をケアし終わってからでも罪と向き合って欲しいなと感じました。強いだけの人じゃなく弱さを知った人間はそれ以前よりさらに人間としての魅力が増すと思っていますが、結局は過去の自分と向き合えるかどうかにかかっている気がします。精神科で料理療法は難易度は高いですが、上手く回ればどんな療法より効果が期待できそうだとも思いました。美味しいものを前にして毒づける人はそう多くないですしね。でも、ヒューマンドラマに寄り過ぎて美味しそうな料理描写が全くなかったので期待していた分、そこは残念でした。
Yuri

Yuri