ファーストショットのグルグル回る水車は、淡島千景か旧態依然とした家族制から逃れることができないことの暗喩か。義娘の若尾文子は愛する男の為に家から逃れたのに対して、夫の伴淳から「子供を産んでくれ」と言…
>>続きを読む腹立つ!でもなんだかんだ飽きる事なく2時間観入った。幕末の有名な事件に触れつつ、あくまで寺田屋の女将お登勢さんの人生の話ってとこが良かった。
三好栄子演じる夫の母親が凄い。つばきの溜まった声でお登勢…
京橋の国立映画アーカイブにて鑑賞。
若尾文子の出演作だから観に行った。
「京橋フィルムセンター所蔵作品」であり、未ソフト化の映画。
本作は、幕末の伏見にあった船宿「寺田屋」を舞台にしたドラマ。
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五所監督の時代劇。幕末に関する知識に乏しいので坂本龍馬とか出てきて怯んだ。寺田屋事件ってこれなんだ。勉強になります。それでも徹頭徹尾これは女の半生記なのであって、淡島千景は最高。淡島さんが嫁いだ寺田…
>>続きを読む淡島千景のために書かれた脚本としかおもえないくらい淡島千景しか考えられないキャスティング。実際そうなのだろうから、淡島千景の演じる女の生き様を堪能するしかない。前半強烈だった三好栄子の嫁いびりや文楽…
>>続きを読む後半の龍馬襲撃は目も当てられない程に退屈だが…前半部の淡島千景への寺田屋ファミリーのパワハラぶりが凄まじく思わず見入る。水車の導入から橋での回想の耽美。おまるが必要なほどに匂い立つような三好栄子の中…
>>続きを読む原作織田作之助「蛍」だけにどこか夫婦善哉を思い出す。
姑のいじめにだめな亭主そして娘との別れと形式的な物語をしっかり描いてきた時代の映画。
女優の顔をしっかり撮っていた時代の映画。お歯黒をしても…