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劇場版 舞台『刀剣乱舞』无伝 夕紅の士 -大坂夏の陣-のsyokuzaiのレビュー・感想・評価

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三日月宗近推しですので、ほぼ三日月の感想です。

彼の表情の変化がすごく良かったです。
他のお話と違い、无伝の三日月はなんだか心が見えると言いますか、感情を少し見せてくれているように感じてそれが大好きです。
ステアラで観劇した時にここの三日月の表情良かったなあと思ったところが押さえられていてドキドキしました。

无伝は大回転する舞台上で行われる殺陣のシーンが特に素晴らしく見どころですが、三日月の描かれ方がすごくいいんです。三日月好きには是非見ていただきたい。
当時、一部で大千鳥に「底知れぬ狂気」と言われた三日月が二部で鶴丸に「どうすれば狂わずに言われる?」と問われる。休憩挟んでこれかーと泣いてしまったシーンです。(このシーンが後に維伝で鶴丸がこぼす「寂しい」に繋がるのかなと思うとさらに来るものが……)
ねねさまにお願いする優しい三日月と真田十勇士の前に立ちふさがり、ねねさまを斬りに行く登場の仕方が悪魔のような三日月。1つの舞台でこうも見え方が変わる。
ねね様を斬るシーンのライティングが美しくて好きです。

ハッピーエンドではないのですが、エンディングの晴れやかさに明るい気持ちで劇場を後に出来るんですよね。不思議です。
三日月の、あの本丸の、物語の行く末が良いものでありますように。
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