るい

不知火檢校のるいのレビュー・感想・評価

不知火檢校(1960年製作の映画)
3.8

座頭市の原型👤


盲目の杉の市は幼い頃から悪知恵の働く奴。大人になりその強欲さにさらに拍車がかかり、自分の師匠を殺して検校(けんぎょう)の地位を狙う。

おおおお、面白いね。
座頭市から愛嬌と剣術を引きまくった杉の市。気持ち良いほどの悪い奴っぷりで、勝新太郎にはうってつけの役だったと思う。この作品から座頭市へ進化してるのもとってもいい。

時代劇といえば侍でそれが良い奴だったり悪い奴だったりするんだけど、めっちゃ悪どい盲目按摩が主人公というのも珍しくて面白かった。

検校(けんぎょう)というのは、社会的にも地位の高い盲目の人がつく役職だそうです。

座頭市マラソンからの寄り道でした👏
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