幼い頃から悪知恵が働き、金が敵の世の中を巧みに渡り歩く杉の市。
盲目を利用したり、他人の弱みにつけ込んだり、出世のためには手段を選ばない極悪人。
盲官の最高位である検校になるが…。
名悪役の安部徹で…
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傑作。「息の根も…止まったな」
死体と小判の山を積み上げ、頂点まで登り詰める勝新太郎。「この人、悪い人なの…?」と困惑している間にも次々と悪事を働く。栄華を極めてしまうと退屈だが転落する様はめちゃめ…
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清々しいまでに外道の当道者杉の市が悪事をこなし二代不知火として検校に上り詰めるも絶頂で捕縛されるお話。えらく簡単(?)に検校になったなあ。
悪行や死に一切心動かさない杉の市こと勝新太郎が素晴らしい…
不知火検校のもとで修行を積む按摩の杉の市はあらゆる謀略をめぐらし二代目不知火検校の座を射止め絶大な権力と富を手にするが…というお話。
様々な伏線が張られた絶品のピカレスク作品。悪い。
勝新太郎の…
検校という盲者のための官による職位があったそうで盲官の最高位だということです。
その最高位を目指すサクセスストーリー。
サクセスストーリーなのだが、決して爽やかなものではありません。成功するには…
盲目の男・杉の市(勝新太郎)が悪事を働かせながら自分の地位を上げていくピカレスク時代劇。
金・女・出世のためなら手段を選ばない欲望の塊。それは、幼少期の貧乏と目が不自由なハンデを負いながらも懸命に…