くじけないで手紙を書いたのmikuのレビュー・感想・評価

歌人の枡野浩一さんの一日。第一に枡野さんの話す間が心地よくて、彼そのものが歌なんだと勝手に感じていた。一日の物語だって言ってるのに二日かけて撮影してるし、家は別の人の家だし、嘘も本当もごちゃ混ぜで。カメラを前にしたら、その時点ですべていつも通りにはいかない。ドキュメンタリーとフィクションの境だなんだと言うけれど、映画って全部本当で全部嘘だと思っているので、そんなことはどっちだって良いのです。本を大きな鍋つかみに入れて持ち運ぶのじわる。流行らなくて残念ですね。