鰹よろし

リスタート・アースの鰹よろしのレビュー・感想・評価

リスタート・アース(2021年製作の映画)
2.0
 ある日ある時、世界の砂漠化を阻止すべく行っていた研究が暴走。植物が明確な意思を持って人類を捕食し始め、瞬く間に地球全土を覆ってしまった。頂点捕食者の座を引きずり落された人類は、再び頂点へと返り咲くべくリベンジを誓う...

 「植物が~」というお話ではあるが、「意思を持って~」とのことでやってることは結局動物系のモンスターパニックと変わりなく、植物である意味があったかは疑問。

 また環境問題がどうのというお話は特に無く、というよりあまり意味を為しておらず、中国主導で地球を救うぞという散々どこかで見たことがあるとんでもディザスターパニック映画へと帰結する。うれしいやらちょっと残念やら・・・

 お話に中身が無く全然おもしろくはないのだけれども映像はものすごく壮大で、数々のB級以下SF映画がぶち当たってきたやってることの割に映像がどうもショボいという苦難を悠々と打破できるほど。

 ポール・ジラー監督、ティボー・タカクス監督、ジェイソン・ボルク監督、スティーヴン・R・モンロー監督を筆頭にまだまだ健在のB級SF映画界の巨匠たちと是非とも手を取り合って何か壮大なとんでもはちゃめちゃ映画を、いや芯のある作品を撮ってほしい。


「トリフィド時代」...「インデペンデンス・デイ」(1996)...「ザ・グリード」(1998)...「宇宙戦争」(2005)...「アイ・アム・レジェンド」(2007)...「グランド・クロス シード・オブ・ディストラクション」(2011)...「ディストピア パンドラの少女」(2016)...「クワイエット・プレイス」(2018)...あとヴァンパイアもの
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