zhenli13

バリケードを挟んでのzhenli13のレビュー・感想・評価

バリケードを挟んで(1907年製作の映画)
3.6
お遣いに行くいつもの道が市民により封鎖されるが、少年は非常事態を当たり前と受け止めているようにも見える。銃撃シーンは全く古びた表現ではなく、バリケード上で市民らがあっという間に撃ち殺され素早く処刑される、乾いたあっけなさがある。メロスのような少年の義気と母の愛は累々とかさなる屍の上に成立する。

川越スカラ座 弁士・伴奏付き「アリス・ギイ短編集」上映会にて
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