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背 吉増剛造×空間現代

背 吉増剛造×空間現代の作品紹介

背 吉増剛造×空間現代のあらすじ

80歳を超えてなお旺盛な創作活動を続ける、日本を代表する現代詩人・吉増剛造。本作は彼が、ECD、灰野敬二、劇団・地点、飴屋法水とのコラボレーションでも知られる先鋭的なオルタナティブロックバンド・空間現代と、京都の小さなライブハウス「外」で2019年に行った、ある朗読ライブ《背》の記録だ。吉増剛造はその年の夏、かつて津波を引き起こした海に面する宿の小部屋で、窓の向こうの海に浮かぶ霊島・金華山を眺めながら、その地に足を踏み入れることなく、「詩」を書いた。それは今、世界が閉ざされる経験をした後の我々には、予見的で、象徴的にも感じる。その「詩」に歌人・斎藤茂吉の短歌からの引用を加え、マスクや目隠しを用いながら、声の限りに叫びまた朗読し、録音を再生し、ありったけの力で透明なガラスにドローイングする……鬼気迫るライブ・パフォーマンスの全編を凝視して、詩人の言葉の「背」後を浮き彫りにする。

背 吉増剛造×空間現代の監督

背 吉増剛造×空間現代の出演者

原題
公式サイト
http://keishichiri.com/se-back
製作年
2021年
製作国
日本
上映時間
62分
ジャンル
ドキュメンタリー

『背 吉増剛造×空間現代』に投稿された感想・評価

吉増剛造×空間現代の即興ライブパフォーマンス。
宮城の金華山を望むホテルの窓に書いた詩から始まる。
密閉空間で、ガラスに描き、詩を吟い、即興のロックが響く。
上映途中、偶然にも地震が二度あったけれど、映像の振動やエネルギーの方が大きい。地震に気づいていた人はいたかな。
映画の音声も一瞬飛んだのは事故らしい。

ガラスの板に向かって呻くように吟ずる詩は、言葉からはみ出た有り余る思いで、怒りと哀しみと後悔で満ちていた。

ガラス板はあの世とこの世を隔てるもので、彼方側からは此方側を見ることができて、此方側からも彼方側を見ることができる。

でも、触れあうことができない。
こんなに近いのに。

そんな感想を持ちました。

金華山は神職しかいない霊場。

これは映像ならではの体験で、ガラス板のあちらとこちらを両面から見られた。

吉増剛造さんのパフォーマンス映像は「VERTIGO 眩暈」よりこちらの監督の作品が好み。前者監督は映像に商業的な匂いがしたが、こちらはアートをちゃんとアートしていて、吉増さんが素材ではなく、主役になっていた。満足です。

音楽がその場の即興だと、アフタートークで知った。すごいなあ。カメラは監督一人。吉増剛造さんをここまで振動する映像に撮って、七里監督すごいです。
ガラスが割と小さかった。
音楽がよかった

この人の作品群を見てみたいと思った。
2020年1月17、18日の京都左京区鹿ヶ谷 ライブハウス「外」でのパフォーマンスを七里さんが映し取った作品。

「外」は空間現代の根城。そこに乗り込んだ80歳の吉増さんの「絶叫」が空間現代のお三方のインプロビゼーションに、どうやったら対抗できるのか。

それができるんですねえ。
80年代生まれの3人と80歳が互いに大いなる敬意を抱いて表現を行うと、こういうことになるのだ、という。

私は音楽にはまるで疎くて、今回も吉増剛造さんの「表現」を見に行こうっていうのが当初の目論見。
実は『幻をみる人』(2018)の先行上映が同志社大学のホールで前年の17年11月にあって。
その折りに吉増さんから手渡しでいただいた詩の原稿(もちろんコピーですが)がとても嬉しかった。

こんなことが書いてありました。

「同志社での燃え上がる映画小屋2017.11.9の夕べを想像しながら、ハズカシイのだけれども、子供っぽいのだけれども映画館で配られるビラみたいな詩を一ケ書きましたのでお土産に…」

詩のタイトルは

『石蹴り遊び(hopscotch=ほぷすこっち)』(内容はまた別の折りに…)といいます。

今回も「外」でのイベントということで京都繋がりの妙に想いをいたしております。

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