k太郎

君たちはまだ長いトンネルの中のk太郎のレビュー・感想・評価

4.1
「調べる→正しい情報を整理する→行動に移す」って自然な流れのはずなのに政治に対しての国民の態度はそれではないように感じる。
自分も含めてできていないわけだが、多分これを見たあともできないだろうな、と悲しくもなる。
それもそのはずで、この流れの先にある「世の中を変えられる」が自分1人の力では難しすぎる。
さらには、結局今のままで「なんとなく生きていられる」ことが問題で、危機感を感じていないことも行動できない要因に感じる。
確かに映画の中では新聞社に直談判に行くこと、SNSで自ら発信すること、などの描写を通して、1人の行動から変えられることを示していたように思えた。
が、それを見せつけられても動こうと思わない...
ここまで無気力になっているのは自分だけか、他の人もそうなのか。

また、間違ったことも含めて報道となっている上、インターネットも間違った情報で溢れていて、改めて情報過多な世の中を感じる。

「映画の中での内容が本当かどうかさえも自分で調べて行動してね」そんな問いかけとともに試されている気分になった。
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