『ちはやふる』と同様、真っ直ぐに進んでいく青春物語を描き切っていて、小泉監督作品は本当に安心して楽しむことができると分かりました。
加えて、競技かるた同様に水墨画を描くとはどういうことか、その本質に迫るような作品でもありました。本作ではそれがアート、映画を描くことへの言及でもあり、そこにも心動かされます。
また小泉監督作品は役者が本当に生き生きとしていて、どの役者さんも素晴らしかったのですが、中でもやはり絵師の4人の魅力を存分に味わえます。
その中でもあえて言及すると清原果耶さんはやはり今後大きな存在になっていくのだろうと、その佇まい、表情、多面的な印象から強く感じさせられました。
