このレビューはネタバレを含みます
名は体を表すのように、線にもその人柄が表れる
それぞれ真面目な2人だからこそ、すごいと思える先生の模倣になってしまうし、自分を表現するということに葛藤が生まれている
そこがどの世界にもある、プロとアマの境界線のようでした
主人公の想像を絶するトラウマを、どんどんと曇らせる墨もあれば
新人賞をとった作品のように薄く繊細にのばし、晴れやかさを表現できる水墨もある
人生が線で描かれ、表れていた
音楽も切ない描写にとても合っていて、グッとくるものがありました
水墨の世界に触れてみたくなった作品