うそからでたまこと

線は、僕を描くのうそからでたまことのレビュー・感想・評価

線は、僕を描く(2022年製作の映画)
3.7
会場設営のアルバイト中に出会った水墨画の巨匠から誘われ水墨画を始めた青年はある過去から立ち直れずにいた、という喪失と再生の物語。
水墨画という題材と自分と向き合うことの辛さや大切さを伝えるメッセージがマッチした、繊細で優しい作品だった。紙の裏から撮るような水墨画のシーンやスマホの撮影をはじめとした多彩なカメラワークも印象的だった。