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線は、僕を描くのjajaのレビュー・感想・評価

線は、僕を描く(2022年製作の映画)
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私も湖山先生のような老人になりたい。ひょうひょうとして決して自分を大きく見せようとしない。語り口も優しく柔らかだが、決して優しいばかりではなく、必要とあらば厳しく(だがやんわりと)突き放す。▼もちろん私には、見ず知らずの若者の涙を見て、「弟子にならないか?」などという器量も度量もない。だが、家出をしていて戻ってきた孫娘が、何と切り出そうかと逡巡しているときに、さりげなくすっと「おかえり」と言ってあげられるようにはなりたい。▼好い映画だった。霜介と千瑛が男女の関係にならなかったのが良かった。だよね、あれでそうなってたら、この映画の世界観をぶち壊しだもの。
jaja

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