このレビューはネタバレを含みます
映画館での予告編で面白そう、観たいなと思ってたら上映期間終わってたという映画あるある。
やっと配信で鑑賞。
予想外に泣いた。
主人公もいいけど、
脇役イケオジ(?)ベテラン陣、主人公に影響を与える重要な役どころ。
三浦友和(偉ぶらず飄々としたキャラの巨匠)、江口洋介(明るく頼りがいのあるお世話係?と思いきや…)スゴく良かった。
「弟子にしてください」「弟子はとらん!」というやり取りはよく聞くけど、「弟子にならない?」と軽~くナンパするように声かけるのは聞いた事が無いので面白かった。教えてるシーンでも昔のスポ根的な空気は全くないのもいい。(後に声をかけた理由が明かされる)
特に江口洋介の見せ場、目つきが変わってからのシーンが巻き戻して何度も見たくなる。
タイトルが『僕は線を描く』というのではなくて、
「線は、僕を描く」という
「線」が主語になっている意味がじわじわと沁みる。
いい映画だったと思う。
後日、原作小説を見かけたので機会があれば読んでみたいと思った。