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仕掛人・藤枝梅安2のlabyrinthのレビュー・感想・評価

仕掛人・藤枝梅安2(2023年製作の映画)
3.0
 2つの顔を持つ主人公『善と悪』の顔を演じた仕掛人の梅安役の豊川悦司さんは、カッコ良かった。
この映画のキャッチコピー『時代劇・シン時代』
親父が見る時代劇でなく、幅広い世代が見れる、若い世代も見やすい時代劇かもしれません。
(最近の日本映画は、映画新時代!リニューアルした映画が流行り?なんつってねっ)
今回も、主人公の二人に、高畑さんの存在感強し。
豊川さんは『彦さん(主人公の相棒役(片岡愛之助さん)が梅安の右手なら、おせき(高畑淳子さん)は左手です。ホント梅安にとって重要な存在です』とおっしゃってます。
梅安の身の回りの世話をする、おせき役を演じた高畑淳子さんは、今回は終わりにチョイだけですが、存在感強し。ホッとする役柄です。
あと、役者のでんでんさんも、最後にチョイでますが、いい味だす役者です。
最後、出演者の名前が流れますが、役名が『下駄屋の金蔵』。ただ針うちに来るお客様で、数分寝て話すだけですが、ちゃんと役名あるんだぁ(職業もでるんだぁ)と、笑っちゃいました。

 さて、ストーリーですが、梅安と相棒の彦さんは、京都に向かって旅していた。
旅のと中、相棒の彦さんは、ある男の顔を目にする。
『あの野郎許しておけねぇ』
昔、貧しくとも幸せな家族があった時がありました。
幸せな日々が、いきなり無くなります。妻が目の前でレイプに乱暴。そのあと、妻は、気がおかしくなり、妻は、子を道連れに・・・を死選びました。
そこまで追いやった奴が、目の前を歩いていたのです。
あとをついて行く主人公2人。
憎い奴(椎名桔平さん)のあとをついて行くと、主人公の梅安の恩人である、鍼の師匠、津山悦堂の墓参りをしている姿を目にする。主人公梅安は、1人で話しかける。その時、梅安は、悪どい者には見えないと感じ、その者の話を聞いてると、双子の兄弟が居ると知る・・・・・が前半ザックリストーリーです。
今回のゲストに、敵役浪人を佐藤浩市さん。こんなに、居るだけで存在感強し。
梅安との再会シーン、のれんから見える顔の表情!ものすごく、記憶に残るシーンの1つでした。さすが、表情1つ、数秒シーンなのに、梅安との関係性全てを伝えられた感じるものでした。『こわっ』

今回も、切られた後の血しぶきが、綺麗に見えました。
昔の時代劇とは違う新時代劇の演出でした。
『シン仮面ライダー』の血しぶきがとは違う、霧のような血しぶき。
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