このレビューはネタバレを含みます
韓国らしく言えば【開かれた結末】。
印象的なエンディングには考察しがいがあり、鑑賞後も余韻が残る良い映画。
最後まで気が抜けない緊張感に怒涛の展開。
「非常宣言」によって巻き起こる人間模様はコロナのパンデミックを連想させ、世論に振り回される国民の愚かさを想起させる。
上映時間は2時間20分と、このタイプの映画にしては結構長めで、終盤の緊迫感で肩が凝った(笑)
バイオテロと聞いてゾンビ展開を予想したが、違くて安心。
☆エンディングについて
•ソンガンホと付き添いの刑事以外、乗客は白い服、乗務員は制服を着ており、天国を連想させる。
•大臣が責任をとって辞任している。海を眺めるシーンでは、何か思い詰めた表情をしており、全員を救えなかった責任を感じているように思える。
•イビョンホンがソンガンホらに語りかけるシーンでは、互いの会話が成立してないような感じを受ける。
•着陸後の飛行機の上部が燃え尽きたように、煤まみれになっている。→着陸に失敗?
•••以上のことから、乗客は結局、全員助からなかったのでは?と考察。