イケてない高校生2人がメタルバンドを結成し、恋に友情に青春全開の音楽映画。
メタルを扱った映画は、数あれど、今作のような馬鹿馬鹿しく、ちょっぴり痛いぐらいに振り切って作られた作品は、コメディとしても、楽しめるし、私のようなメタルにハマった経験が無くても、不思議と映画の後半では、感情移入してしまうぐらい楽しめる。それは、やはり作り手のメタル愛がそうさせるのだろう。大体、ジューダスプリーストのVoや、メタリカのギターがカメオ出演したり、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのトム・モレロが音楽プロデュースを務めている時点で、もはや、ティーン向けでは、ないのではと思ってしまうが、それもひっくるめたメタルへの熱量で、全てOKになっている今作。また、繰り返し観て、笑いたい。
