このレビューはネタバレを含みます
アメリカンな小さな街、ビーチ。
新しい友達!真面目なコがはっちゃける映画かと思いきや、思ったより
落ち着いた雰囲気の優しい作品でした。
ベルモンド・カメリがどタイプだったのと、やな奴がいっさい出てこないのが心地よくて、するする観れてしまった。観終わったあとの気分も最高だった!
ただ…どうしても表面をなぞった感じの脚本が気になってしまう…(いま脚本書き中なので勉強のためつらつら書きますっ)。
まず、イーライの過去のトラウマが意外と荒々しく掘り起こされる点。
2人が仲良くなっていく様はとても自然でリアルに見えたけれど、山場を作るためには、2人が険悪なムードにならないといけなくて。
そのためにわざとトラウマを掘り起こしたり、急にどちらかが機嫌悪くなったり…みたいな、不自然な心の動きがあったなぁと思った。普段はめっちゃ気遣ってるのに、急に意外とズケズケ行くなぁ!みたいな。
山場をつくるためには、キャラクターのいるところに岩を落としたりするのがよくて、
そうしたら、このキャラたちはどう反応するだろう?って考えるのがいいのかなと思う。
キャラクターそのものをパペットみたいに操ろうとすると、ストーリーは波瀾万丈になっても、心のリアルさは置いてけぼりになる。肝に銘じとこ…。