骨盤ケア

“それ”がいる森の骨盤ケアのレビュー・感想・評価

“それ”がいる森(2022年製作の映画)
3.0
監督が中田秀夫だっていうから「やったー!!!上質なジャパニーズホラーが観れるじゃん!!!!」ってウキウキで観たら、サメ映画の稚魚でした。
ジャパニーズホラーのじっとり感はまるで無く、物語を進める為に登場人物がバカになったり、主人公サイドの人間をよく見せる為に嫌な奴が多かったり、世界観と人物と環境の造形のガバさがめちゃくちゃ目立ちます。全員愚か。行動が不自然で浅はかで軽率。
その上、初め〜中盤位にかけての、浅い人間関係のうっすいヒューマンドラマを見るあの謎時間、マジで無駄です。離婚?別居?してる設定いる?普通に田舎暮らしでよくねぇか?あと父親の怒り方が稚拙というか、なんか気持ち悪い。いきなりガーッって怒ったり責め立てたりしてきて、情緒が不安定過ぎる。相葉ちゃんの顔しててもあんな父親嫌だが!!!てか相葉ちゃんにあんなキショい役やらせないでよ!!!!!!美味しいご飯をいっぱい食べさせる役とかにしてよ!!!
CMとかで散々煽られていた"それ"の正体もなんかもう....この令和の時代にあんなしょっぱいVFX使う....?予算か....?予算がないのか.....?となる出来栄え。
早く終わらんかな〜とか思っていたら、終盤からの怒涛と畳みかけと、妙にリアルで汚ねぇゴア表現にクソガバ弱点で"それ"撃退のコンボ!!!!!!!!!!これ、ジャパニーズホラーちゃう....まだちょっと恥ずかしいのか普通の邦画ホラーぶってるB級映画だ!!!!!!!今後サメ映画になるポテンシャルを持ったサメ映画の稚魚だーーーーー!!!!!!!!!(キャッキャッ)
なら納得〜〜〜クソガバ設定も一昔前デザインの"それ"もしょっぱいVFXも大根演技の役者も、サメ映画の稚魚なんだもん仕方ないね。みんな優しく見守ってあげようね。
みんな、この映画は邦画ホラーじゃないんだ。サメ映画の稚魚なの。これから大きくなって、最終的にはきっと「"それ"VSオレンジVSサメ」になってカムバックしてくる筈なの。
だからこの映画をサメ映画の稚魚として観ましょう。邦画ホラーじゃないよ。サメ映画の稚魚。楽しいね。
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