はるちゃん

ジャンゴ&ジャンゴ: コルブッチとマカロニ西部劇のレガシーのはるちゃんのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

とりま復讐は大正義。

コルブッチ監督は、元々は「ミネソタ無頼」のようなアメリカらしい西部劇が好きだったとのこと。後々のコルブッチ作品らしさはまだないですが、、、

漫画的表現を西部劇に持ち込んだのもコルブッチ監督。「続・荒野の用心棒」は、監督が棺桶をひくキャラクターが出てくる漫画をスタッフへ持ってきたのが発端だったとのこと。こういった漫画的表現がコルブッチ作品の持つ独特なカラーのうちの一つになっていったんですね。

冒険小説は漫画に、史劇は西部劇に。時代ーー観客たちが望むものーーは、監督の少年の頃とは大きく姿を変えていた。テレンス・ヒルは、世が世ならミルトンカニフの英雄(誰かな?調べよ)を演じられただろう、とのコルブッチ監督インタビュー。

革命三部作の2つはわかる。
「豹ジャガー」
「ガンマン大連合」
あと一つなんだろう???

「豹ジャガー」のモリコーネの楽曲は、レオーネ、コルブッチ両監督をはじめとするマカロニウエスタン作品群の中でも最高の出来とのこと。わかる、盛り上がる。トニー・ムサンテさんもカッコいいし。

ちなみに私は「ガンマン大連合」が好き。毎回観終わると、ビバメキシコ!の合言葉がしばらく我が家で大流行します笑。

「さすらいの逃亡者」はじめ、観たことのないコルブッチ作品がまだまだありました。なかなか手に入れるのが難しそうですが、頑張って鑑賞したいです。

メルセデスのくだりすごく面白かったです。

メモ
マカロニウエスタン全般について。日本語版字幕ってマカロニ作品群のもつ、宗教的要素と政治的要素がなんとなく振るい落とされてるのでは。その方がというか、それで良かったと思ってますが。。。