【 樵(きこり)についての貴重な記録映画 】
CSケーブル4Kチャンネルで鑑賞。
同時に映画特番の「木と共に生きる」も鑑賞。いずれもナレーションは近藤正臣。
「樵」「木樵」どちらも'きこり'と読む。
山林の木を切りだし、それを職業とする人たちを見つめたドキュメンタリー。ただ樵は木を切るだけでなく、植林された木々を管理して、また伐採して、森の循環を担い、その森を守るひとたちだと分かる。
舞台は飛騨高山。登場するのは面家ファミリー、そして笠原木材の皆さん。
全編に響くのはチェーンソーの音、木が倒れる音、虫の鳴き声。
伐採の目の前までカメラが迫り、映像に迫力があると思ってたら、映画のエンドロールのテロップに笠原木材社長から"関係団体から労働安全衛生上の問題指摘があり改善します"とコメントが出ていた。でも、樵の皆さんのリアルな日常や、樵目線のキャメラはドキュメンタリーの醍醐味だったことは確実。