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シン・アナコンダのYuki2Invyのレビュー・感想・評価

シン・アナコンダ(2021年製作の映画)
2.0
訳あってアナコンダ映画を観漁ってまして、すると『シン・アナコンダ』を冠する映画が(現状)2作品あるのですね。煽り文句もソックリなので当然の如くオリジナルと続編…なのかと思ったら、実は全然そんなコトなかった…という……(無印=コッチの方が製作年としては後なのだし)⇒またもや、アルバトロスの仕業なんですわ。。。

で、コッチはごく近年のアサイラム作品で、個人的にアサイラム自体が地味に久し振りだったのでどことなく質感的には向上してる?とも思ったのですが、でもよく考えたら確かにCGやらカメラ性能やら(ドローン撮影技術含む)はそりゃ~向上してるのでしょーケドも、中身の(超絶な)雑さ・薄さは流石のアサイラム!というもはや伝統芸な感じでもありましたかね。正直、映画としてはつまんなかったっすね。

なので、コレも正直「ツッコミ待ち」の系統ではあるのですが(=だから一々ツッコんでたらキリがねーのですが)ソレでも2点ダケ、まずはメインキャラの教授(=ジュリア・ロバーツの兄ちゃん)が毒グモに咬まれる件について、どーにもこの件に「緊迫感」てのが足りないので、結局コレに対処する為に命懸けで(⇒実際に犠牲も出しつつ)島に侵入して大ヘビと闘ってゆく…という流れが全く繋がってゆかないのですよね。少なくともシンプルに、教授は咬まれた後はキャンプでただボーっと待ってる…のではなく、ウンウン唸って寝込んでる…位はした方が好かったのではねーかな、と(看病の女のコまで付いてるんだから)。

もう1点はごくシンプルに、主役の大ヘビのCGのサイジングがテキトーすぎますね。直径が30~40cmくらいのシーンの次のカットで、今度は直径1m=人間を一口で丸飲み出来るレベル!に化けてたりするので、こんなん到底同じ個体だとは思えません=ナニが起こってるのか分かりませんですよ。まあ、ゆーてコレもやりたい描写に合わせて(整合性なんか無視しちゃって)意図的に伸び縮みさせてる…のは明白なので、チャンとしろ!と言われてもアッチも困るダケだ…つーのは重々承知なのですケドね。
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