このレビューはネタバレを含みます
数あるC級映画の一つだと確信して観た結果、その通りだった。
特に面白みの無い脚本に対して、迫真の演技で頑張る俳優たち。よく見たら教授はムカデ人間3に出ていた州知事役の人ではないか。
ヘビのCGはかなりリアル寄りなのだが、演者と一緒に写っているシーンは数えるほどで、対峙している時もお互いを交互に写したりしている。あまりお金をかけたくないのか、終盤では同じCGのシーンを何度か使いまわしている感があった。
大蛇に追いかけられるシーンなどは、蛇をほぼ全く写さずに「シャーー」という音だけをバックに逃げる登場人物のみを写し続けるという画期的な方法で予算をやりくりしているようだった。
蛇たちがいる大木の根元を爆弾で爆破するシーンがあったのだが、爆発のエフェクトがもはや映像に合わせるのを諦めたかと思うくらい違和感バリバリだった。
登場人物たちを助けるためにヘリ会社へ救助を要請するのだが、風速25mかつ危険地域のため誰も引き受けない中、1人だけ引き受けてくれた。
ヘリ会社の人「幸運を…」
引き受けた人「幸運じゃ足りん!」
は少しカッコ良かったが、特に苦労する描写はなくエンディング前に登場するのみ。
こういう映画は真面目に見るのではなく、上記のような部分にツッコミを入れながら友達と見たりするものなのだろうなと思った。フィルマークスのおかげで、こうして感想を他の人と共有できるのはありがたい。