Koshino

ザリガニの鳴くところのKoshinoのネタバレレビュー・内容・結末

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

あらすじすらぼんやりしか記憶に無かったのになぜか絶対観ると決めていた作品
絶対ポスターの影響だと思う
ミステリースリラーだと思って観てたけどヒューマンドラマ:ロマンス:ミステリー:スリラーが4.5:4:1:0.5くらいの比率だった
私はいろんなジャンルをかなり好むタイプだからものすごく満足できたけど、怖さがお目当てだと物足りないかもしれない
怖い話を期待していたらしんどい生い立ちと自己投影してしまうシーンが多くて、最後はじんわり涙滲んで「良かった…😢」ってなってたのに
こういうことあまり書きたくないけど
ラスト5分とエンドロールで全体の印象が大きく変わる感じ
鳥肌が一瞬にして体を駆け巡った

自然に(昆虫に?)善悪は無いのかも、と

生きるために捕食者の命を奪うことも、とか
そんな感じのワードが出てきたけどそういうことなのかな
カイアはあまりにも長いこと自然の中で一人生きていて、自分自身が自然の一部となって人間社会との境界が曖昧になっていたのかなと思う
だからこそ生きるための手段を貪欲に掴めたのかなと
エピローグからエンディングまでの流れが完璧
もう終わるからと気を抜かず最後までしっかり目と耳を集中させていてほしい

オープニングからエンディングまで音楽がかなり良かった
サントラ欲しい
特にエンディングはすごい…
これから観る人はエンディング曲の字幕までしっかり観て欲しい

緩い感想としては、カイアの出した本欲しいな~と思いました。
そして湿地の静かな美しさが心地よい
あと私を捨てた男は絶対に絶対に。。。
Koshino

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