やす

ザリガニの鳴くところのやすのレビュー・感想・評価

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)
4.2
TLで話題になっていたこの映画、TSUTAYA DISCASで早めにリストに入れて届くのを心待にしていました。
そしたら、今月末にはアマプラにも来るみたいですね…(笑)

この映画、ミステリーや裁判ものという認識でしたが、オープニングこそ不穏な雰囲気が漂っていましたが、そんなこと忘れてしまうくらい、美しい景色の中でヒューマンドラマを見ているような感覚だった。
そこがまた惹き付けられる。

幼少期が切なくて、胸が痛む。。
ムール貝を引き取ってもらい、物を交換し生き抜く少女。
この子を心配するのは、たった1組の夫婦のみ。

この少女時代を演じた子、寂しさや悲しさが漂っていて、うまい。。
何故家族の誰もがこの子を連れていかないのか?
理不尽で違和感も残りましたが。。

湿地の娘と言われながらも
成長したカイアは美しく、とても魅力的。
これはやっぱり一人の女性の物語だったなと。
そう思わせた後に、ナチュラルな意味深シーンがあり、エンドロールの歌といい、余韻たっぷりの手腕が見事でした。
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