松原慶太

ザリガニの鳴くところの松原慶太のレビュー・感想・評価

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)
3.4
サウス・カロライナの湿地帯を舞台にした、美しい映像の法廷ミステリー。

湿地帯にひとりで住み、街の人々から仲間はずれにされてきた美しい女の子が、殺人の嫌疑をかけられる。法廷でのやりとりのなかで、しだいに彼女の過去が明らかになる、という話。

ときおり挟まれる詩情あふれる表現とか、湿地帯の描写もよく、全体的に完成度は高い。

ただ恋愛もの、法廷ものとしての展開や、ミステリーとしては既視感があり、宣伝文句にあるような衝撃は感じられなかった。

湿地帯が舞台の映画しては「マーシュランド」のほうが好きかなぁ...。
松原慶太

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