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ザリガニの鳴くところのgeminidoorsのレビュー・感想・評価

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)
3.9
みなさんがレビューされている内容に、いちいちウンウンうなづかさせて頂いたから、ワタシは感じた一部のみ記そ。
それに…張り切って書く衝動があまり沸き起こらない=書けないのは、前評判からの期待と勝手ながらに"サスペンス要素への期待"をコチラ高め過ぎて、アウトー!みたいな…
いうなれば2ストライク2ボールからの見逃し三振みたいな? え?わからん⁈
ワシもわからんわい!

さて観終えて不図思い出した作品は"この森で天使はバスを降りた"だった。観た際に感じたティーンズノベル?的な物語仕上げの匂い。バックボーンと考証の偏り。あの作品はあの作品でかなり好きだし、娘と一緒に何回か観たから思い入れがあるが。
併し本作も前述の作品も共通のするのは役者が魅力的だという事実。丁寧な作りとキャスト陣の魅力が強く、はたまた小道具や撮影画面が素敵な部分沢山有りで、つまりは最後まで魅入れたのだろう。
"自然に善悪はなく総ては生きるため…"
原作は、その骨幹を取り巻く描写と強弱緩急が素晴らしいのかも知れない。

映画でも湿地の風景は格別だった。
個人的には、欲言えばもっと撮影に力を入れて欲しかった。
或る意味でロマンス的な要素をわかりやすい演出や設定のみで"説明"してしまう作りな為、だからこそ静謐で深い畏怖を感じる程の自然描写画面を要所に挟んで欲しかったと思う。

主人公がどことなく若き日のシャルロット・ゲンズブール似で、そこはタイプど真中から2センチ右位?なんで非常に良かったが。
併しながら、湿地で生き抜く女性が顔立ちともかく素肌があんなにベビースキンで真っ白くて手足がスラーと長かったらば、きっと蚊もブヨもヒルも悪い雄も、そりゃ寄ってくるわな。
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