みい太郎

ザリガニの鳴くところのみい太郎のネタバレレビュー・内容・結末

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

なぜかTVCMで
『これ観たい』って惹かれ思った作品。
館観が調整つかず
公開当初の若干名の方のレビューのみで
何も調べず待ちました。

とても良い作品でした。
私の好み…そう笑😅ファンタジー要素を
組み込まれている美しい作品。

良く出来ている物語、脚本だった。
現実にあり得る題材を中心に
『いやいや皆んな出で行くって…』
『子供が一人で生きてくって…』
みたいなツッコミ所(笑)はあるものの
DV家庭に育った自己肯定感も育ててもらってない少女のほそ腕繁盛期。のごとくな
人生を生きぬいていく物語。

前半のまだ早い段階で世界を広げてくれる人と出会い言葉を知る事で世界を読書で広げてく段階のシーンで涙🥲がでた。
家族がいた事を文字が読めるようになって
思い出す。一人で食べて寝て働いて…
周囲の多くの大人たちにも都市伝説扱いをされて悔しいも悲しいも感じる間もなく懸命にいきてきた事がそのワンシーンに凝縮されて
今までの10年位の人生が妄想できて泣けた。
ファンタジーと言われようとその展開は
すごい脚本。

スリラーとミステリーも組み込んであり
事件で裁判的な見所と1968年という時代設定もバランス良きでヒヤヒヤドキドキしたし
時折鳥肌がたった。
個人的に湿地帯なんてじめじめしてて蚊が多そうで(苦笑)水も沼だからそれなりだと決めつけて美しいとか思った事が無かったが
この作品の沼地も水辺も湿地帯の森もとても美しかった。
彼女の親は自然だったんだろうな…
バルコニーに布団を引っ張ってくる小さな女の子にシーンを思い出すとグッと涙が滲む。
鳥が苦手なんだけど美しいのと彼女が愛おしく自然に関わっていて苦手意識が飛んだ。

普段だったら用心してて選択しない事。
DVの父親と同じような男に引っかかるー
とても大切な人を失って血迷ってね(笑)
あるある。そんな事。
『好きか嫌いか分からなかった。ひとりでは無い事が良かった』
うーっ💦私は解ります。
そんな日もありやすわねぇ、カイアさん。
(DV男と付き合った事はねえでがす苦笑)
でも母と違うのはやられっぱなしでは無く
やり返すファイト。スカーっとする。
でも執着される事予測できる屑。
やっぱりそこは時代背景で黒人差別と同じで
だれも助けてくれない。

シーンシーンも美しいが伏線沢山張ってあって🤭回収も妄想も楽しかった。

ザリガニは鳴かない。
思った通りの好きな作品。
TVCMで直感が働く自分に感謝したい😆
みい太郎

みい太郎