ミステリー。
でもラブストーリーが強め。
自然の映像が素晴らしい。
まだ偏見や差別が色濃く残る1969年ノースカロライナ州の湿地で町で裕福な青年が死亡した。
その後「湿地帯の娘」と町から揶揄されていたカイアが容疑者として逮捕される。
果たしてカイアは殺人を犯したのだろうか。
事件の背景を辿る為、カイアの過去がカイアの記憶と共に展開していく。
カイナの過去は孤独であり、全てを自然界から学んでいく。
その先にあるラブストーリー。
物語の展開がゆったりとして、湿地帯の映像と相まってそれが心地良い。
この映画は自然の厳しさより、癒しを主眼に置いていた。
ただし厳しさも...。
テイトを失った時のカイアの
「心の傷は薄れていき輪郭はぼやけた。
でも砂にしみこむ水と同じ。
深みに沈む。」
は悲しみを表現する言葉としては秀逸だ。
制作は女性が主導しているのでなおのこと女性目線になっていた様に思った。