Kaz66

ザリガニの鳴くところのKaz66のレビュー・感想・評価

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)
3.5
ディーリア・オーウェンズ(彼女は作家であり動物学者)の大ヒットした処女小説「ザリガニの鳴くところ」の映画化。
製作にリース・ウィザースプーン、主題歌にテイラー・スウィフト、監督はオリビア・ニューマンという事で、何となく“ウーマン・リブ”的な作品なのかなーという印象で劇場はスルーしたのですが…、アマプラで鑑賞。
色んな視点(側面)のある映画でした。
ミステリーであり、ラブストーリーであり、60年代の“トキシック・マスキュリティ”への問題意識であり、湿地帯の豊かな生態系の美しい描写…、といった様々な見所があります。
原作を読んでないので、本来ディーリアが伝えたかった事は理解できていませんが、刊行2018年/映画化2022年という(実体験から)時を経て映画という2時間の作品の中で表現するなら、もうちょっと絞った方が伝わるかなと思いました。
僕なら“湿地帯の豊かな生態系の美しい描写”を軸にした『色々あったけど、幸せな人生だった…』物語を観てみたいです。
Kaz66

Kaz66