このレビューはネタバレを含みます
暴力的な父親が原因で家族が全員、最後には父親自身も出て行って1人で湿地帯で住み続けることになったカイア。
1日学校に行ってみたところ皆から蔑んで見られ、湿地帯から出る気持ちはなくなる。
そんなこともあり初恋のテイトと別れ、婚約者がいる軟派のチェイスに弄ばれる。
だいぶ年月が経ってから戻ってきたテイトがチェイスのことを知り、彼がチェイスを殺したように思わされる展開になる。
裁判での判決では無罪となり真相も分からないまま終わるのかと思いきや、カイアが老いて亡くなった後に彼女自身が犯人であったことをテイトが知る。
カイアの辛い境遇と、湿地という限られた世界の中で生活する独特の世界観に引き込まれる作品。