今日も喉が痛い

ザリガニの鳴くところの今日も喉が痛いのレビュー・感想・評価

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)
4.1
ザリガニの鳴き声なんてものは無い!
これはね僕がそんなの聞いた事ないからです。僕は小学生の頃アホみたいに夏はザリガニを取る少年でしたからね。毎日毎日、用水路に入ってザリガニを捕まえてた。高学年になるともう名人ですよ。足で捕まえてましたから。ザリガニってバックするんですよ。ですから角に追い詰めると逃げられなくなる。そこで足の指を広げて挟むと取れます!是非!時には残酷な遊びもしましたが鳴きません。手をシャカシャカ動かすだけです。つまり何が言いたいかというと!ザリガニは鳴かない!という事ではなく、これは人には見つけられない様なザリガニが鳴いてそうな場所というあれですねたぶん。

さて次の思い出はカマキリ。僕はなぜかこの時期カマキリと週一ペースで出会う。草むらで。道路で。塀で。網戸で。いつも少し遊んで草が茂った所に返す。これも小学生の頃だけど、下校時にカマキリがカマキリを食べてる場面に遭遇した事がある。交尾をしてるとは当時は思ってなかった。ただ共食いしてて残酷だなと思いながら観察していた。そう、残酷だなと思ってしまうのは、人を殺してはいけません、暴力はいけません、それは悪い事だからです。と教えられたからで、自然から生存戦略を学んだカイアはそれが悪い事だとは思っていない。というか善悪などここにはない。ここは凄く重要な点でこの背景を踏まえるとサイコパスと簡単に片付ける事は出来ないと思います。元々人間だってそうやって生きていたはずで、根源的に備わる生存本能が大爆発しました!みたいな力強さを感じましたね。

そしてテイトはええ奴やとは思うけど、ごめんね🥺みたいな顔して帰ってきたけど大学進学して、大学楽しー!遊ぶー!お酒ー!マリファナー!女ー!最高ー!ってなったんちゃうんかい疑惑!んで散々遊んで就職もするしこれからは社会人、まだそんなガキみたいな事してんの?大人になれよ、みたいなすっごい上からの人いますよね!なんの話をしているんだ!騙されないぞテイト!知らんけど!

一つ不満があるのはカイアになぜ脇毛が生えてないのか?いや、なぜ剃っているのか?という点ですね。脇毛ニスト(聞いたことない)の僕から見るとそこはどうも不自然ですね。ボーボー生えてない方が不自然だと思うんですよ。せめて途中で剃るシーン欲しかったですよ。絶対途中までボーボーだったに決まってるんですから。あれ、みんな脇毛ないやんってなったはずなんですよ。そうでしょう?何か間違った事僕言ってます?言ってませんね。見たかったなカイアの脇毛さん…。

というわけで不満がない脇毛では、おっと、わけではないですが美しくも恐ろしく魅惑的な湿地帯を堪能できる作品でした。