このレビューはネタバレを含みます
湿地×法廷劇。
ホラーの「ひぐらしのなく頃に」っぽいし、ザリガニって暗いイメージだし、タイトル的におぞましいストーリーかと思いきや、ラブロマンス要素も強く幼少期から老後までひた走るNHKの朝の連ドラを濃縮したような内容。
何ともいえない虚しさに浸れる良作。
以下ネタバレ
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主人公のカイアは幼少時に家族に捨てられ、町の人からも「湿地の娘」と忌み嫌われながらも学校にも通えず独りぼっちで湿地帯で生き抜き、恋人に騙され暴力を振るわれ、その恋人の殺人犯と疑われ拘留される。
裁判では人格者で有能な弁護士の奮闘で無罪になりハッピーエンドと思いきや、やっぱ殺してたんかい!
カイアの方が一枚上手やん!
どんでん返し系だけど、その要素はおまけみたいな物で、ずっと不幸だったカイアが報われてめでたしめでたし。