何だかホラーなのかなぁ、とスルーしていました。(いや、結構ホラー見てますが💧)
沼地で殺人鬼が襲って来て…どろどろの恐ろしい話かと。
まあ、殺人事件が起こった前提から始まるわけですから
そこだけは当たってましたが、
なんと美しい光の世界!
光と緑の織りなす世界の中で
たった1人置き去りにされた少女が生き延びていく…
ひどい差別や貧困を描きつつも
自然はお構いなしに美しい。
自然には良いも悪いも無く、ただ命を繋げるために物事は進んでいく。生も美化せず、死も特別扱いで騒ぎ立てない。
そんな環境で、内気で素直なカイヤは逞しく生き延びていく。
カイヤの魅力、本当にキラキラしていた。
恋愛ものでもあるけれど
法廷ものでもあり
手を差し伸べる数少ない人々の人情ものでもあり
心を洗われる思いで観た。
最後に真犯人が!えっっ!
でも自然はそんな事にお構いなしに生を営んで行く。