勝手にホラーを含む湿地でのサスペンス映画だと思ってたらストーリーはほぼ恋愛映画。そういう話ならその気持ちで観ようと切り替えると最後でひっくり返されるようなお話だった。ずっとミスリードの中にいたんだなとそれで気づけるところが良かった。
きれいな映像や自然の中で暮らす頑固さとも言える強靭さ、おうちのインテリアや自然の動物の絵の可愛さで画面はいつもいい感じだし、雑貨屋さんの夫婦の優しさ、おじいちゃん弁護士の味、クズ男の多さに共感もでき、映画を楽しめたけど物足りなくはあった。クズ男のクズさがいきいきとして、湿地の美しさを超える鮮やかさでその色が強く印象に残ってしまった感ある。
