すいかのたね

ザリガニの鳴くところのすいかのたねのレビュー・感想・評価

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)
3.6
ミステリーに分類されていて、実際原作もミステリー小説だそうですが、結構恋愛寄りで構成されていたかと思います。

中身としては『色んな人に翻弄されてながらも、湿地という場所から離れられない、離れたくない女性の一生を描いた作品』でした。

滅茶苦茶感情に訴えかけるほど激しい内容ではなく、初めから最後までしっとりと主人公の生き様が描かれます。これが湿地帯の情景と相まって中々良い!!

ところどころ「えっ、何で?」と思う場面がありますが(母親が1人で出てくとか)、必要十分くらいには作中で情報を出してくれるので、鑑賞後もそこそこスッキリしつつ、少しの物悲しさに浸れる作品に仕上がっています!

ネタバレって程ではないと思いますが…個人的に一番気になったのは主人公の父親の行方かな~…。湿地の所々に沼地がある…色々思いを馳せることが出来て中々良かったと思います!

あと湿地の水中でキスするのはちょっとどうかと思いました(笑)。
すいかのたね

すいかのたね