殺人は、善か悪か。
もちろん法律的には悪いのはわかっている。
でもこの映画を見るとその根幹が揺らぐ。
まだ介護の経験はないが、
その苦しみは大変なものであろう。
特に認知症で、毒舌を吐かれたり、暴れたり、徘徊したら、自分はどうするだろうか。。。
殺しはしない。でももしかしたな死ねばいいのにって思う瞬間があるかもしれない。
もしけは自分から命を断とうとするかもしれない。
マツケンと長澤まさみのやりとりで、長澤まさみの心が揺れ動いているのがわかる。
法廷シーンで、戸田菜穂が「人殺し!」と叫んでいたが、その前には「ほんとうに斯波さんなんですか?」といっていたのに、ちょっとウソくさい。
でも、この映画は近い将来、現実味を帯びて、また蘇るだろう。