期待無しで見たけど、とてもいい映画だった。
冒頭のシーンから松山ケンイチの献身的な介護士のシーンで何かあると思わせる。
若い働き盛りの男性が介護現場にいること。介護とは生産的な行動なのか?子育ては前向きではあるが、介護に関してはみんな消極的だ。
絆が苦しめているというセリフ。
家族的つながりをいつも肯定してくる山田洋次的日本映画の価値観を真っ向から引っ剥がしてくれる心地よさ。
また、死刑制度への問題提起も1つのセリフであり、『ある男』を思い出させた。そういえば柄本明、、また怪演をしていましたね。
感情的になると叫ぶことしかしない長澤まさみが抑えた演技で良かった。
松山ケンイチの横顔やあの声に同僚女性が惚れていたのがよく分かる。彼はすごい。
介護は大仕事だ。
コミュニケーションが取れない状態になるともっと大変になる。
Plan75と並びいい作品に出会えた。