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ロストケアのmikumiku1188のレビュー・感想・評価

ロストケア(2023年製作の映画)
4.2
重たい・・・・・・・・・・・・・・・・・・

介護センターの所長と老人が殺された。容疑者として浮上したのは介護家族に慕われている優秀な介護士。

その介護士を松山ケンイチさん、追求する検事に長澤まさみさん、介護士の父親を柄本明さんが演じている。

三人の演技に没頭させてくれる素晴らしさが全てです。特に父親を演じた柄本さんの人間としての尊厳が失われてゆく姿の演技は真に迫った演技を感じさせてくれます。

看護士は「殺人」では無く「救い」を行ったと主張する。認知症が深まった老人たちは尊厳を失ってしまう状況に苦しみ悩む。

そこから脱するために救いの手を差し出す・・・・と主張する。

高齢者の域に達している私たちにとって身に迫る問題点である。

自らの苦しみ、家族の幸せ、そして正義の判断・・・・・正解は何処に行きつく事なのであろう。

苦しみ悩む苦しさは味わいたく無いと思うのが自然のような気持ちが有る。
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