けん

劇場版 おうちでキャノンボール2020のけんのレビュー・感想・評価

4.0
監督 カンパニー松尾

カンパニー松尾のAV作品を初めて観た大学生の頃、その映像のカッコ良さに感動したんだ。そして、もはやエロな目的よりも、カン松の映像作品を観るために、TSUTAYAのアダルトコーナーに足を運んでたんだ。

2013年の劇場版テレクラキャノンボールから、7年後の緊急事態宣言中の2020年、東京、新宿。たった7年で、この世の中は変わってしまった。もちろん、この作品ががっぷり四つで挑んだテーマであるコロナ禍もなんだけど、コンプライアンスもそうだ。

今回の作品は、コンプライアンスに配慮して、キャノンボールのルールも変わっている。特にジェンダーに関して、配慮し過ぎたため、逆に強烈な映像になってしまったのが、爆笑してしまった。

1.8mのソーシャルディスタンスを保ちながら、エロに果敢にチャレンジする男たちの究極にアホな姿は、もはや清々しい。

ラストの、カン松らしいバイクや車で疾走するシーンも最高。あれは、本編撮影後の1年後、コロナが開けたら海に行きたいって言ってた女の子をみんなで海に連れていくシーンだったみたいだよ。本編観てただけでは、わかり難いけど、舞台挨拶で解説があって、なるほど!って思ったんだ。
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