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恋する惑星 4Kレストア版のXXXXXのレビュー・感想・評価

恋する惑星 4Kレストア版(1994年製作の映画)
5.0
これはあの頃の僕らに会いに行く旅路。

第10回香港映画見ようね会開催!!フライングレビューごめんなさい!
トニー・レオン、フェイ・ウォン、金城武、ブリジット・リン主演。ウォン・カーウァイ監督の出世作!

2話構成のオムニバスになっていて、1話目が麻薬ディーラーの女と刑事の一方通行の恋の話、2話目がファストフード店に勤めている少女と警官の不思議な恋の話。

高校生の頃リアルタイムで見ていたんだけど、当時香港映画と言えばジャッキー映画かキョンシーか香港ノワールしか知らなかっただけに、今作のあのストロボを焚いた様な、ジャンプショットは本当に衝撃的かつ、スタイリッシュな作品でしたね。こんな映画が存在するのかと、とにかく衝撃覚えた。

まさに、アラフォー世代はドンズバ世代で、この作品に影響を受けた人は計測不能な位いると思う。ただ、公開当時僕みたいな、田舎者のチー牛高校生には、渋谷のシネマライズは本当に敷居が高かった。

新宿ピカデリーの爆音映画祭で、劇場で鑑賞するまで、25年も掛かってしまった...。そんな伝説のシネマライズも今や行ったことある人すら、あまりいないかも。

主演のトニー・レオンのカッコ良さは凄すぎて、大スクリーンで見た、トニーの白ブリーフ姿はなんともセクシー!!
カリーナ・チョウとの、スチュワーデス姿で、コスプレセクロスエロかったね!笑

爆音映画祭で見た時は、香港の雑踏の音や歩く音、香港に住む人たちの息遣いが聴こえてきて、まるで90年代の香港にタイムスリップしたかの様だった。
ちなみに今作は、カーウァイ先生が『楽園の瑕』という超大作の製作がうまくいかずに、気分転換に撮った作品で、まさにそんな肩の力を抜いたリラックスして撮影した作品が、伝説的な作品になりました。

んで、一番気になったのが、トニーがファストフード店で、頼んだ食べ物!
「シェフサラダ(厨士沙律)」とは未だによく分からないんだけど、「魚のフライ」は、フィッシュアンドチップスとすぐ理解した!その頃英国領だったからね。

今作の舞台となった、とにかく怪しい重慶大履も、今や割と入りやすい場所になっていて、香港で両替する時一番レートがいい場所として、有名になっています。もちろん決して治安は良くないけど!

とにかく初々しいフェイ・ウォンも可愛い!!ニコラス・ツェーと長く交際してたんだけど、ニコラスがセシリア・チャンと離婚後どうなったんだろう?笑

金髪女を演じていた、普段は時代劇アクション女優であり、ジャッキーの『ポリス・ストーリー/香港国際警察』でお馴染みの、ブリジット・リンは貫禄たっぷり!
ブリジットの金髪女の扮装は、『グロリア』からパクったみたいです。笑

今や重鎮スターの金城武がとにかく若い!
金城武が失恋して、「三浦友和のバカヤロー!!」とセントラルのエスカレーター登りながら、叫ぶシーンがあるんだけど、
現行版では著作権の問題なのか、字幕が変えられています。笑
山口百恵は、香港で一番愛されてる日本人で、今でも旦那の三浦友和は嫉妬されてるそうです。笑

そして、爆音で聴く『夢のカリフォルニア』や、フェイ・ウォン主題歌のクランベリーズのカバー『夢中人』はまさに夢心地で、最高の映画体験が出来ました。
間に合うのならWKW祭でなんとか見たいもの!

噂によるとカーウァイ先生は、今作の続編『恋する惑星2』の制作を予定しているという噂も...。果たしてどうなる事やら...。
とにもかくにも、未だに多くの人たちの青春の一本も言える、香港映画史に残る名作です!!

香港映画見ようね会は、一旦今回で最終回になります。結構いい感じのはやってしまったので、単純にネタ切れです。笑
欲を言えば、もう少し盛り上がって欲しかったな←
今までご参加頂いた皆様、本当にありがとうございました♬
そうそう、今アマプラで香港映画祭やってて、かなりの本数が無料見放題になっております。
もし、色々充電できたら、再起動もあるかも...?笑
自分のFilmarksは、まだまだしぶとく続きますのでご安心下さい!😊
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