映像がスタイリッシュ!
ちょっとした瞬間がエモーショナルでかっこいい。
その当時は本気でかっこいい映像だったのが、今見るとスタイリッシュとレトロ感が合わさってよりこなれたかっこよさ。
音楽もやたらムーディでスカーンとした都会的な響き。画面では下町のゴミゴミした場所なのに。そのギャップもいいのかも。
フェイみたいな、男に媚びずちょっと変なとこを隠さずそのまま自由に振る舞って、強気。でもすごく不器用、、
って言う人物像ってあの時代に初めて出てきたんじゃ無いかな?
あの感じ、当時の浅野温子を思い出した。
骨っぽい体つきでベリーショート、メンズファッションに身を包んでドタドタ歩く!
トニーレオンの部屋に勝手に上がり込み、模様替えしたり大掃除したり、好みの服を追加したり、、
好きになるとああいう行動取るのか〜
トニーレオンの甘い眼差しと、フェイがピッタリだな、と思った。
フェイにも負けじとトニーレオンも相当変なやつだった。
狭い部屋に金魚と犬と大きいぬいぐるみがいっぱいあって、みんなに話しかけて、、、
当時見た時はもっとポップなイメージだったけど、、
今回観たら結構複雑。
最初の序章みたいなとこと本編とのつながりが結局分からなかった、、、
金髪のウィッグを被ってピンヒールでイケイケのフェイ。
麻薬密売のため、インドの出稼ぎ労働者をたくさん雇うがうまくいかず、最後には人えお殺しまくって。
金城武もその後全く出てこなかったし。
フェイの過去が壮絶で裏社会にいたっていうのだけはわかったんだけど。
なんか今の映画では見られない、浮遊感とか、ちょっと不思議な世界観が新しかった時代の感じ、
それが心地よかった。