けんと

天使の涙 4Kレストア版のけんとのネタバレレビュー・内容・結末

天使の涙 4Kレストア版(1995年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

1限の授業に遅れて入ったら叱られたのでむしゃくしゃしてこの映画をみた
恋する惑星のパロディがいっぱいあって楽しい映画
むしゃくしゃした気持ちで観るとモウの思っていることにより共感するかもしれない。
ていうか、金髪になったときのモウがかっこよすぎた
登場人物の多くがぶっ飛んでて自由奔放なんだけどその反面リスクを承知でその生活を楽しんでいるのがかっこいい
ウォンは自分のポリシーを変えてその代償を払ったんだよな
実際、登場人物の生活や出来事はシリアスなんだけどコミカルな会話や映像美、ドライなシーンがシリアスさを軽減してる 
ドライで抽象的な映画っていいよ
見てる人が一つ一つのセリフにいろんな想像ができる
みんな傷ついてるんだけどそれをいつまでも人に吐露しつづけずに、自分で処理する方法を知ってる。
この映画はその吐露するシーンが印象的だ
映画の最後のシーンとかウォンと行きずりの女の別れのシーンとかね
モウは口がきけない分、ボディランゲージが豊富で心の中で思っていることが子供っぽくてでも達観していて、愛らしいと思える好きなキャラだ。
親父を失ってグラグラしながらも自立しようとするモウがほんとに愛らしい
ホームビデオを何回も見直す親父とモウが大好き
この映画は刹那的に感情を通わせり、共感しあったりするシーンをカメラワークやキャラ同士の掛け合いで印象的に納めた良い映画だと思う
けんと

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