9月18日 ジャックアンドベティにて。
4Kレストア版だがここでも2Kで上映。
恋する惑星、花様年華に次ぐ三本目。
台風前の雨で入館が遅くなったが、なぜか開始が遅れたお陰で無事滑り込めた。
新しく出来た神奈川県立図書館で蓮見重彦のゴダール革命を読んで、併設された猿田彦珈琲を買い込んで、バスに乗って到着。
はじめてのジャックアンドベティは趣があるとも言えるし、伊勢佐木長者町特有の空気を纏った他には無い映画館だろう。
そんなジャックアンドベティと雨の降る伊勢佐木長者町は、ブエノスアイレスにぴったりだ。
ウォンカーウァイで一番好きのは恋する惑星の後半パートだけど、最高傑作はブエノスアイレスだと思う。
そう言う人もきっと多いだろう。
香港人の撮る南米のホモセクシャルのセンチメンタルは、映画の神様が苦笑いしながら、奇跡という魔法をかけている。
帰宅途中も雨が降っていて、銭湯の前の灰皿を借りてタバコを吸う。
そう言えば、喫煙シーンの多い映画だったなと思い返す。
