耽美の極み、200%の慕情
-100%からの出会いが1960年代の香港に重ねて描かれていて、どんなシーンも美しく濃厚で、最初から引き込まれました
なんといっても
マギーチャンさんの美しさに酔いしれる!
ドレス姿のエモさもステキ🟩🟥🟫
天才監督の美意識に酔う時間の、なんて芳醇なこと!
豊かなヴィオラとチェロの音色がよく似合い、ナット・キング・コールの歌声が、憧れを(香港ではない何処かという異国情緒が香り…でも北米じゃなくて南の方っぽい)を呼び覚ます
60年代半ばの香港が舞台ということは
中国の不穏な空気が伝わって来ているはずですし、香港はやがて返還されるはずなのですから…
劇中最小限に隠されてはいますが、人々には濃厚な不安が漂っていたはずです
だから、寡黙なチャウ(レオン)はチャン(チャン)の将来を尊重したのでは?
彼女は将来必要に迫られれば移住できる可能性があるはずなので、自分(そしてその時の彼女)の望みと夫婦の関係を天秤⚖️にかけて、自分のせいで彼女の解放を壊さないようにしたいと思ったのかしら
(彼女の旦那は日系企業に勤めるエリート)
彼は愛しすぎてしまったのでしょう
きっと、ふたりの世界を書き綴った連載小説の中では、男と女はもう少し自由でいられたはずです
最後のシーンで静かに暴かれる、荘厳な建築物のように膨らんだままの恋慕の情が、切なくて…せつなくて…セツナクテ
ぐっと来ました
映画館で堪能できて、幸せでした!
いつかまた必ず劇場で体感したい作品です
高校生以上
大人だと自分を思うかそう見なされる人すべてに好適かと
⭐️石造りのアンコールワット全体を染める!?
慕情のパワーで極彩色に染め上げんばかりの彼の想いは…
(カラフルな寺院が見えましたか?)
少なくとも未来に届いた! でしょう?
⭐️映画で描かれる約5年間は…香港の隣国
ベトナムでは泥沼の戦争真っ只中です
が、それらしいことは全く描かれません
⭐️文化大革命の前年である1966年に
彼は彼女に逢いに戻るものの、その後、
独立(1953)後のカンボジアに
そして、神々しいラストシーンへ
⭐️石造りのアンコールワット全体を
慕情で絢爛に極彩色に染め上げんばかりの彼の想いは…
(見えましたか?)
少なくとも未来に届いた! でしょう?
⭐️日本製の炊飯器が出てきます
恐らく、ガスで炊くやつ!
関西の祖母の家に昔ありました🤗
⭐️雨は、悲しみを表す記号ですが…
よく降っていましたネ!
⭐️食事のシーンが出てきて
ほっこりします 湯気もいいー
⭐️吸うけれど、酒はほぼ飲んでませんでしたネ
⭐️この上なく美しい裸電球を発見🤍