いち麦

ある日、ローマの別れのいち麦のレビュー・感想・評価

ある日、ローマの別れ(2021年製作の映画)
3.0
(イタリア映画祭2022) 長年の同棲で自分の愛に自信が持てなくなってしまったこと、なりすましをした自分が自分の別れの演出をし後押しをしてしまったことの理由に、ある程度は愛の終わり方に通じる普遍性が見える様な気がした。着地まで見届けて初めてまぁ納得できる物語だったが、メインの二人、特になりすましの小説家トンマーゾに幻滅、また演じるエドアルド・レオ自身が監督をしている、という映画の外側にも気が回ってしまい見ているうちに冷めてしまった。もう少し深みのある人間ドラマかと期待していた分だけ拍子抜け。寧ろクラウディア・ジェリーニの演技が魅力的な脇の友人夫婦の危機Epが良かった。
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