シアトル国際映画祭にて。
「おとなの事情」「ザ・プレイス」のパオロ・ジェノベーゼ監督作、物理の教授マルコと漫画家志望のアナの恋愛ドラマ。
タイトルにもなっている「スーパーヒーローズ」はヒロインが描く漫画のタイトルでもあるのだけど、それが良き感傷的伏線になっていた。物理学者マルコの教えも関係を表してると思う。
事前情報なしで見たので時系列がシャッフルにちょっと戸惑ったが、マルコは髭でアナは髪型で判別できる親切さのおかげで大丈夫。
自由でポジティブなアナと慎重なタイプのマルコの出会いはドラマにありがちなシチュエーションだったが、あの方法は「へぇーそういうやり方か~」と思ってしまった。油性ペンじゃないと現実的にはあの後に繋げるの難しいかも。ここではロマンチックな出会いの余韻壊さず二人の関係が始まっている。
二人が過ごす愛しき時間をこのままシャッフルして描いていくんだろうなと思っていたが、後半に大きく話が動く。
永遠の愛は存在するか。出会ってから人生で経験するであろう幾つかの大きな出来事・ターニングポイントに遭遇してきた二人、愛は物理的時間的距離に打ち勝つことができるのか。
そんなことを考えながら見ていた。
ラストシーンがとても良い。
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